SSブログ

「30歳」「無資格」「職歴なし」から、正社員を目指す [介護の仕事]

7.jpg

「30歳」「無資格」「職歴なし」なんて条件が揃っていたら
それだけで難有りと判断され、不採用となってもおかしくはありませんが
そんな悪条件が揃っていても、正社員を狙えるチャンスがあるのが介護業界です。

今回は実際にそんな悪条件を抱えながら、いかにして正社員になったのか
実体験を元に書いていきたいと思います^^ノ
高校を卒業してからいくつかのアルバイトを経たのち
私は派遣アルバイトという形で、箱詰め作業員として工場で働いていました。
年収にして150万。完全なワープアというやつでしたが
実家住まいであった事や、職場の居心地が良かったというのもあり
貴重な20代のうち、7年あまりを作業員として過ごしてしまいます。

しかし30歳を目前としたある時、近い将来実家を出なければいけない状況になります。
この先一人で生きていくために、経済的に自立をする必要が生まれ
その為には何が何でも正社員になりたいと、思うようになりました。


まずは介護職員初任者研修を受講しよう

無駄に重ねてしまった年齢も、まっさらな職歴も
今更足掻いてもどうすることもできませんが
「無資格」という部分は、少しの努力とお金があれば塗り替える事ができます。

介護士の代表的な資格は二つ。
・介護福祉士
・介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー二級)

介護福祉士は国家資格となり、受験するためには実務経験が必要ですが
介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー二級)は、誰でも受講可能となります。

必要資格として介護職員初任者研修を挙げている求人も多く
履歴書の補強という意味もありましたが
これまで介護とは無縁だった私が、本当に介護士としてやっていけるのか?
という不安を払拭するためにも、私は就業前にホームヘルパー二級を受講しました。

介護職員初任者研修は、コースによってかかる費用が大きく変わります。
また授業の振り替えや、修了後の就職支援など
スクールによって独自のサポートがあったりするので
自分に合った講座を探してみるのがいいと思います。



待遇の良い職場選び

介護関連の資格のうちの一つを取得したからといって
まだまだ「30歳」「未経験」「職歴なし」という悪条件が揃っていた私ですが
そんな私でも介護業界には選択肢がありました。

実際求人情報を見てもらえればわかる通り、「誰でもOK」と言わんばかりの求人が
ゴロゴロ転がっているのが介護業界です。
その中から自分に合った施設を探すため、インターネットで情報を集めました。

デイサービス・グループホーム・ケアハウスや老人保健施設など
様々な介護施設がありますが、私が選んだのは特別養護老人ホーム(特養)です。
就業前の事前リサーチでは、特養とはこんな印象を受けました。

特養の良いところ

・ボーナスが安定して貰える(年2~4ヵ月分)
・年間休日が多い
・夜勤手当が付く
・ハードルが低め

特養の悪いところ

・介護度が高い人が多い為、重労働
・職員の年齢層が低い
・常に人手不足、その為やはり激務


他の施設に比べて待遇面では良いところが目立つ特養でしたが
肉体的に最もハードな部類の施設だという事が分かりました。
私はもう年齢的に若くはなかったので、務まるかどうか不安もありましたが
「特養が務まればどこにでも潜り込める」というネット民の声を信じ
経験を積むという心持ちで、私は待遇の良い特養一本に絞りました。


一番ハードルの低い施設で一発採用、晴れて正社員デビュー

介護士になろうと思い立ち、ヘルパー二級を受講してから面接に至るまで
一年数か月程、居心地の良い工場で働きながら
チラシやフリーペーパー、ハローワークなどで求人情報をチェックしていました。

実際面接を受けるかどうかは別としても
常に自分の生活圏内の求人情報はチェックしておいて損はないと思います。




「常に求人を出しているところはヤバい、もしくは空求人」というのが定説ですが
結局私が面接を受けたのは、1年以上常時求人票を出し続けていた施設でした。

選んだポイントは、とにかくハードルが低い・・・!
「年齢・学歴不問」・「未経験可」・「資格あればなお可(なくてもOK)」
備考欄には、まさかの「外国人歓迎」の文字。
もうこれ以上ないってくらいのハードルの低さです。

ヤバそうな施設の臭いがプンプンしましたが
自分の条件の悪さもあり、とにかく受け入れてくれるところがあれば
どんな所でも修行だと思って働こうと、心に決めて面接を受けてきました。

そして限界までハードルを下げた結果、
面接を受けたその日のうちに、採用の連絡を貰う事ができました。


中に入ってみて分かった、ハードルの低さの理由

実際に働きだすようになり、求人のハードルを下げている理由も見えてきました。

実際働かせてみない事には、適正があるかどうか判断付かない

適正と言っても、純粋に仕事に対するもの以外にも
職場の人間関係に対する適正というのも大事です。
とにかく現場は人手不足により忙しく、育成環境としてはあまり良くないので
介護の仕事が向いていたとしても、新人教育中に心が折れてしまう人も多いです。

即戦力を欲している現場としては、経験者が望まれますが
経験のある人は、より良い環境を求めて転職を繰り返す人も多く
未経験者よりも理想が高いので、アッサリ辞めてしまう傾向があります。

あとこれは私の職場に限った話ではありますが、施設が古い為
条件は悪くなくてもハードルを下げざるを得ないという事情がありました。
同じ条件なら新しい施設の方が、設備も整っていて働きやすいので
求職者があえて古い施設を選ぶ理由なんてありませんから。

実際7年間介護士として働いてきた、今でも思います。
介護の仕事は誰にでも出来る可能性はある。
だからこそ、経歴よりも大事なものがある。
それはなにか?

教育係を担当するようにもなった私が、新人に求めるものについて
また改めて記事にしていけたらいいなと思います。

それでは、最後まで読んで頂きまして有難うございます^^ノ
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:求人・転職

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

介護の仕事は給料が安い・・・?|- ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。